森羅万象から学ぶ羅針盤「人生を味付けする語彙力」
2020.10.15
森羅万象から学ぶ羅針盤「人生を味付けする語彙力」
語彙力とは、言葉をどれだけ知り、どれだけ使えるかどうかという能力です。
言葉を、ただたくさん知っているという意味ではないのです。それを適切に使えて、はじめて語彙力といえるのです。いわゆる、言葉のリテラシーです。
要するに、知識としての語彙は、それを使う人の教養によって左右されるため、「こんなとき、こんな言い回しでしゃべろう」という判断は、言葉を使いこなす教養に基づいたセンスの問題なのです。
ちなみに、辞書的な意味で申し上げれば、教養とは、個人の人格や学習に結びついた知識や行いのことになります。
日本語の90%を理解するのに必要な語彙数は、約1万語で、スペイン語やフランス語の5倍に相当するとしています。
それを高めるのは、読書をはじめとして、よき言葉に、数多く触れることです。
読書以外でも、映画を見たり、歌の歌詞をかみしめてみたりするだけで、語彙力が格段にアップします。
語彙を、料理に例えれば、調味料のようなものです。
同じ料理をするのに、塩、コショウだけでも良いかもしれませんが、何十、何百もの調味料があれば、味付けの幅が大いに広がります。
そして、その味付けを決めるのは、料理する人のセンスです。
そして、語彙が調味料ならば、優れた語彙力は、人生を豊かに味付けしてくれるはずです。
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