森羅万象から学ぶ羅針盤「何事も一心になすべし」
2020.12.14
森羅万象から学ぶ羅針盤「何事も一心になすべし」
多くの著名人が異口同音にいっていますが、人生は、まさに「リハーサルが一切ない、たった1回だけの公演」でしょう。
しかし、もし、人生のリハーサルができ、何回も公演することが可能なら、おそらく、どこかで手を抜いたり、甘えたり、油断したりしていることと思います。
1回きりのぶっつけ本番だから、それに全力を尽くす以外にないのです。
さらに、これに関連して、次のような言葉があります。
「人生は芝居の如し。上手な役者が乞食になることもあれば、大根役者が殿様になることもある。とかく、あまり人生を重く見ず、捨て身になって何事も一心になすべし」
これは福沢諭吉の言葉として紹介されていますが、実際は定かではないようです。しかし、的を射た言葉であることには間違いありません。
苦労しているにも拘わらず、それが認められなくて不遇を余儀なくされる人もいれば、特段の努力もしていないのに、恵まれた環境の中で過ごしている人もいます。
確かに、人生はすべての人が平等な条件にあるわけではありません。
家庭の経済的な状況をはじめ、我が国のように、裕福で、徴兵制のない平和国家に生まれるのと、貧困・紛争地域に生まれるのでは、生きていく環境や条件に、雲泥の差があるはずです。
だからこそ、「捨て身になって何事も一心になすべし」なのです。
仮に、恵まれない状況にあっても、努力を続けることで、何かのきっかけをもって、事態が好転することもあるからです。
努力は嘘をつかないことを信じて、たった一度しかない人生という公演の機会を、最大限に生かしていくべきなのです。
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