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森羅万象から学ぶ羅針盤「反省こそ成長、進歩の元」
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森羅万象から学ぶ羅針盤「反省こそ成長、進歩の元」

2020.12.04

森羅万象から学ぶ羅針盤「反省こそ成長、進歩の元」
『論語』に「過ちて改めざる、これを過ちという」があります。
 過ちを犯しても、一切反省しないことが本当の過ちであるという意味です。

 どんな人でも、失敗をするものです。
 特に、若いころは、失敗の連続となるでしょう。

 そして、失敗したら必ず、これは時期尚早だった、調べが甘かった、努力の方向を間違えたなどと、必ず反省し、改めなければなりません。

 ビジネスにおいては、まさに、PDCAサイクルの応用と同じことなのです。
 元々、PDCAサイクルは、品質管理のために用いられる考え方で、失敗の修正のためのものではありません。
しかし、PDCAサイクルの考え方を用いれば、同じ過ちを繰り返すことはなくなるでしょう。
Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の4段階のうち、特に重要なのは、CheckとActionだからです。計画・実行段階で失敗しても、評価し、改善することで、より高いステージに上っていくことができるのです。

 それでも、上司と呼ばれる人の中には、一切反省しない人が見受けられます。
 失敗しても、たまたま運が悪かったと、タイミングのせいにするのならまだしも、部下が無能だったからだと、責任をなすりつけるケースもあります。

 さらに、一番よくないのは、あきらかに失敗を認識しているにも拘わらず、それを認めたら、自分の名が廃るとして、強引に評価を曲げようとするケースです。
そんな上司は、論外と言えます。

反省のないところに、一切の成長はないといってもいいでしょう。
 反省することで、人間は進歩していくのです。

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