森羅万象から学ぶ羅針盤「幸福と禍はコインの裏表」
2020.12.14
森羅万象から学ぶ羅針盤「幸福と禍はコインの裏表」
悲喜交々(ひきこもごも)を表す言葉に、「禍福は糾(あざな)える縄の如し」「人間万事塞翁が馬」「楽あれば苦あり」などがあります。
良いことの後には悪いこと、悪いことの後には良いことが必ず来るという、この故事・ことわざが、真実であるとするならば、状況がちょっと変化したくらいで、いたずらに騒ぎ立てないことです。
そうするには、どうしたらよいのでしょうか。
まずは、自分に自信を持つことです。そして、ネガティブな発想を止めることです。
物事は、悲観主義よりも楽観主義で考えるほうが、うまくいくようです。
「怪我の功名」「雨降って地固まる」ということわざもあるように、禍が、結果として幸福をもたらすこともあるのです。
また、自らがなした失敗を、必要以上に気にしすぎることも止めましょう。
反省することは極めて重要ですが、度が過ぎて卑屈になってしまうと、自分に対する自信がどんどん失われるばかりです。
さらに、他人に気を遣いすぎることも、決して良いことではありません。
ましてや、他人の評価や意見に流されてばかりいると、自分を見失うことになるだけです。
幸福と禍は、コインの裏表のようなものです。
コインを投げ続ければ、必ず裏表がほぼ均等の割合で表示されます。
つまり、幸せも不幸も、同じだけ経験することになるのです。
それが分かれば、人生における浮き沈みに悩むことはなくなります。
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