森羅万象から学ぶ羅針盤「必ず対案を出す」
2020.12.12
森羅万象から学ぶ羅針盤「必ず対案を出す」
世の中には、必ず反対意見を言う人がいますが、物事を違った角度から見つめる能力というのは、極めて貴重です。
他人が気付かない点に目をやり、誰もわからなかった点を明らかにしているのですから、ある意味、必要とされる存在でしょう。
しかし、反対意見を言うだけではダメなのです。同時に求められるのは、必ず対案を出すことです。
政治家をみていても、反対すること自体が仕事のような野党議員が多く存在します。
別な視点で物事を見つめるのは結構ですが、対案も出さずに、何でも反対するだけになっては、政治家としては失格でしょう。
ビジネスの場において、対案も出さずに反対ばかりしていれば、評価は下がる一方です。
例え、社内野党になってしまっても、対案はしっかり出すべきです。
もちろん、対案の内容によっては、組織に混乱を招くようなレベルになるのであれば、「足して2で割る」協議が必要となります。組織においては、融和という概念も忘れてはいけません。
それでも、物事に異を唱える場合、対案を出すことは、最低限のマナーだと思ってください。
確かに、非現実的な対案を、付け焼刃のように述べる人もいます。
正論と思えるような対案ですら、完璧という保証はないのです。
それでも、対案は必要です。対案がなければ、物事は改善していかないからです。
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