森羅万象から学ぶ羅針盤「悪口を言わない」
2021.01.06
森羅万象から学ぶ羅針盤「悪口を言わない」
「褒め手千人、悪口万人」という言葉があります。褒めてくれる人が千人いても、その10倍の1万人が、悪口を言っているのです。
このように、人の評価においては、圧倒的に悪口が占める割合が大きいのですが、なぜ、悪口を言う人は多いのでしょうか。
その一番の原因は、多くの人が、他人に対して劣等感を抱いているからです。
不満があったり、迷惑を被ったりして、怒りの感情から悪口に発展するケースが一般的ですが、一方的な悪口の場合は、強い劣等感によって、その人を悪く言うことで、相対的に自分を高め、認めてほしいと思う気持ちが出てしまうのです。
また、悪口ばかり言っている人は、元来、ネガティブな人で、自分に自信を持っていません。そのくせ、自尊心だけは人一倍強いため、自分を守ろうとして、他人を「口撃」してしまうのです。
さらに、悪口を言うことで失うものは、信用です。
例えば、他人の悪口を耳にしたとしても、「きっとこの人は、陰で、私のことも悪く言っているに違いない」と思うものです。
そうなれば、その人がいくら褒め言葉を発しても、だれも素直には受けとることはないはずです。
そういう人は、当然ながら、自分も悪口を言われる対象になります。そうすれば、ますます自信を無くし、誰も味方になってくれず、孤独になっていくのです。
そうならないためには、言うまでもないことですが、悪口を一切やめて、人を褒める習慣を身につけることです。
他人の良いところを見て、尊重し、心の底から、本心で褒めれば、自分に対する周囲の評価も変わってきます。
まさに、千人を褒めて、万人を讃えることを実践し、自信と信用を掴んでください。
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