森羅万象から学ぶ羅針盤「本当に興味を持っているか」
2020.11.27
森羅万象から学ぶ羅針盤「本当に興味を持っているか」
自分自身に、本当はどういう興味があるのか、よくわからないまま、進む道を選択してしまって、思い悩み、悔やんでいる人は、意外に多いと思います。
本当は興味を持っていないのに、興味があると錯覚してしまう原因には、いろいろあります。
まず、現実を知らないままの憧れや、子供じみた空想などから、誤った興味が生まれてくるようです。
また、架空の出来事を現実化することです。例えば、映画やテレビドラマで描かれる、かっこいい刑事の活躍を見て、刑事を好きになってしまうことです。
さらに、人の影響を受けすぎ、自分を見失うことです。
例えば、クラシック音楽に興味がないにも拘わらず、自分が尊敬し、憧れを抱いている人が「クラシックが好き」といったことに影響され、好きでもないクラシック音楽を、好きと錯覚することです。
こうした観点を踏まえて、自分が興味を持っているものは本当か何か、自己分析をしてみる必要性があります。
なぜなら、世の中には、本当に興味を持っていなければ、知識や技能を身に付けることができないジャンルがあるからです。
例えば、研究者になるには、何よりも興味が必要です。その分野に、本当に興味がなければ、それは真の研究者にはなり得ないでしょう。単に、事務的に取り組んで終わりです。
自分の進むべき道を見極めるためには、冷静になって、自分が本当に興味を持っているものを知ることが必要です。
それは、偽りのない人生を歩むうえでも、極めて重要なことなのです。
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