森羅万象から学ぶ羅針盤「柔軟性、独創性、流暢性」
2020.10.15
森羅万象から学ぶ羅針盤「柔軟性、独創性、流暢性」
多くの知識を有していながら、それに見合った成果を上げられない人がいます。
その一方で、知識量は普通なのに、仕事で数々の成功を収めている人もいます。
この2つの差は、以前にお話しした想像力からくる「創造力」の差であるように思います。
創造力は、柔軟性、独創性、流暢性の3つから成り立っているといわれています。
柔軟性は、一つの物事を、様々な角度で捉えて考える力です。ある方法で行き詰ってしまっても、他のもっとよい方法を見つけ出す能力です。
独創性は、過去のデータを基にして、まったく新しい考え方、方法を発見する能力です。
流暢性は、情報を適切に、素早く、数多く処理し出力する能力です。
この3つを総合した能力をもち、実践の場で生かせる人が、創造力のある人なのでしょう。
知識をいくら積み上げでも、実践できなければ知識がないのと同じなのです。
そして、創造力とは、新しいアイデアを生み出すことのように思われがちですが、それだけではないのです。
たとえどんな困難に遭遇しても、それを解決していく方法を見つけ出す能力、いわば生き抜くためのたくましい能力が、創造力なのです。
柔軟性、独創性、流暢性などは、持って生まれた能力であるかもしれません。生まれながらにして、備わっている一種の天才もいるでしょう。
しかし、蓄えた知識を実践で生かす経験を積むことで、どんどん養われる能力でもあると思います。
何事も、実践で鍛えられるというわけです。
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