森羅万象から学ぶ羅針盤「欲求を満たすには」
2021.01.06
森羅万象から学ぶ羅針盤「欲求を満たすには」
以前ご案内した、マズローの「欲求5段階説」においては、人間の欲求は、生理的欲求からはじまり、安全の欲求、社会的欲求(所属と愛の欲求)、承認(尊重)の欲求、自己実現の欲求へと深まっていくのです(ちなみに、マズローは晩年に、自己実現の欲求のあとに、自己超越欲求を置き、6段階としました)。
しかし、我が国の国民においては、生理的欲求と安全の欲求は、ほぼ満たされていると思います。ならば、社会的欲求から、承認の欲求、自己実現の欲求、自己超越欲求を満たすための努力をするべきだと思います。
その基本となるのは、人を愛し、人から愛されたいという気持ちです。愛で繋がりあうことこそ、社会的欲求以降の欲求を満たす必要条件なのです。
それは、絆という言葉に置き換えても良いと思います。
社会的な生き物である人間は、愛=絆なくしては、成立しない存在なのです。
また、社会的な生き物であるがゆえに、人間は、他人から、一人前と認められたいものです。それには、人として、完全に自立していることが重要なのです。
自立とは、具体的に言えば、心身共に健康でいる、高いコミュニケーション能力がある、経済的に安定している、経験豊富である、世の中のことに精通しているなど、様々なことを達成している状況をいいます。
人間は、自立してはじめて、社会的欲求以降の欲求が満たされるのです。
そして、大きな仕事を成し遂げることも、社会的欲求以降の欲求を満たすうえで重要です。
あらゆる仕事は、他人に幸福をもたらすものです。つまり、他人を幸せにしてこそ、自分自身が認められるのです。
こうした努力によって、いつの間にか、自己を超越するまでに達していることもあり得るのです。それにはまず、人を愛することから始めましょう。
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