森羅万象から学ぶ羅針盤「水のように生きる」
2021.01.15
森羅万象から学ぶ羅針盤「水のように生きる」
老子の言葉であり、日本酒の銘柄にも使われる「上善如水」(上善は水の如し)ですが、上善とは、文字通り、最高の善を示し、それはまさに水のようなものであるとしています。
水は、まさに、万能なものといっても過言ではないでしょう。飲料水となったり、作物を育てたりと、すべてのものに恩恵を与えます。
そして、言うまでもなく、水ほど柔軟性に富んでいる物質はありません。注ぎ入れる器に合わせて、その形を変えていきます。氷や水蒸気になるなど、温度によって姿を変えることもできます。
また、大きな波、巨大な川の流れなどにみられるように、とてつもないパワーを秘めているものです。
さらに、物事に逆らうことなく、低いところに集まる性質があります。つまり、人に例えれば、まるで謙虚な姿勢、意思があるかのようで、他人が嫌がるような仕事も、進んでやってしまうということに通じるのです。
水のように生きるには、まず、自分に素直であるべきです。ありのままの自分を受け入れることです。
それには、人は人、自分は自分であるという意識を持つのと同時に、自分自身を客観的に見つめ、理解を深める必要があります。
物事に、寛容であることも重要です。同時に、自分の弱さを認めることも必要です。肩ひじを張らずに、常にリラックスしていることが大事なのです。
まさに、水の在り方から、多くの学びを得て、自らを変えることで、理想的な生き方を手に入れることができます。
それには、「同じ水でも、流されるのではなく、自分で流れを作るのだ」という、確固たる信念が必要であることを忘れてはいけません。
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