森羅万象から学ぶ羅針盤「真の信仰とは」
2020.10.15
森羅万象から学ぶ羅針盤「真の信仰とは」
 ロシアのことわざに「お祈りは唱えても、櫂(かい)の手は休めるな」というものがあります。
嵐に遭遇して、神様に無事を祈るのは良いけれども、櫂を漕ぐ手は休めてはならないのです。
 苦しい時の神頼みをしてもいいのですが、自分自身が何もしないで、努力を怠っていれば、苦しさから抜け出すことはできません。
 いざというとき、頼れるのは自分自身しかいないのです。
また、ヨーロッパのことわざに「天は自ら助くる者を助く」があります。
他人に頼らず、自立して努力する者には、神様の助けがあるというものです。
他者に頼ろうとする前に、先ず自助努力をしなければいけないのです。
 それに、なにか大きな援助があると、人は怠けてしまうものです。
 そうした支援があっても、やるべきことをやらないと、何事も失敗してしまうのです。
そして、ロシアの文豪・トルストイの名言に、以下のようなものがあります。
 真の信仰とは、何曜日に精進ものを食べ、何曜日に教会へ行って、どんな祈りをささげるか、ということを知ることではなく、つねにすべての人を愛して、正しい生活をいとなみ、つねに自分にしてもらいたいと思うことを隣人にしてやることである。
 ここに真の信仰がある。
 本当の賢人、またあらゆる民族の聖者たちはすべて、つねにこの信仰を教えてきたのである。
つまり、超自然的なものに期待するのではなく、人生の糧となる教えを身につけ、実践することが、真の信仰であると、トルストイは言っているのです。
 ならば、神様は本当にいるのでしょうか。
はっきりといえることは、神様は、自分の心の中にいるものなのです
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