森羅万象から学ぶ羅針盤「稼いだお金を世の中に還元する」
2020.10.15
森羅万象から学ぶ羅針盤「稼いだお金を世の中に還元する」
「金は天下の回り物」という諺には、お金がない人に対し、まじめに働いていればいつか自分のところにもお金が回ってくるはずだという励ましの意味が込められています。
しかし、経済の基本原則からみても「金は天下の回り物」でなくてはなりません。
お金を使って、ものを売買して動かし、経済を循環させなければ、世の中の流れはストップしてしまいます。
巨万の富があったとして、それを使わずに、一人占めしてしまい、市場に必要な量を流通させないということは、道理に従った流れにダムをつくるようなものです。
アメリカの実業家であるクリント・W・マーチソンの言葉に「金は肥料のようなものだ。 ばらまけば役に立つが、一カ所に積んでおくとひどい臭いがしてくる」があります。
溜まった水が腐っていくように、お金も、貯まれば貯まるほど、汚く、腐敗していくようです。
しかし、直接的な売買ではなくとも、銀行預金や各種投資は「金は天下の回り物」の役割を担っています。
例えば、銀行は、私たちから受け取った預金を、融資などの形で企業に提供されており、そこで新しい生産活動に使われています。
投資や融資に活用されたお金が、現在、将来にわたっての経済成長の原動力となっているのです。
お金を稼ぎ、それを新しい富の創造に再投資すれば「金は天下の回り物」になります。
稼いだお金が、うまく世の中に還元できているのかという視点こそが「金は天下の回り物」という真の意味なのです。
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