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森羅万象から学ぶ羅針盤「自分の価値を下げない」
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森羅万象から学ぶ羅針盤「自分の価値を下げない」

2020.12.09

森羅万象から学ぶ羅針盤「自分の価値を下げない」
 自分を粗末に扱うというのは、自暴自棄になって、道を踏み外したり、果ては自殺したりということばかりを指しているわけではありません。
自分自身を不当に低く評価しているということです。つまり、自分の価値を自分で下げているのです。自分で自分を貶めていることなのです。

 そして、そういう人は、自分自身を粗末に扱うくらいだから、他人をも低く評価し、粗末に扱ってしまいます。
 当然ながら、他人からも粗末に扱われることになります。
 自分のことを大事にせず、他人もないがしろにする人に対して、なぜ、そのような人を大事にしなければならないのでしょうか。

 自分を粗末に扱う人は、『いつも心に太陽を』(映画、ドラマのタイトル)ではありませんが、まず自分のなかに、太陽を持つべきです。

 言うまでもなく、太陽にはエネルギーがみなぎっています。
 自分のなかの燃える太陽を、思う存分に生かして、何事においても、手を抜かず、全力を尽くすのです。
手を抜くということは、自分で自分を馬鹿にしていることになります。自分自身を粗末に扱うことに通じるのです。だから、決して手を抜いてはいけません。

 また、その太陽は、「お天道様」として、心のよりどころにもなるのです。
 自分の中の「お天道様」に対して、不誠実であるということは、まさに「お天道様に対して申し訳ない」のです。
それは、戒めの気持ちが生まれるきっかけになるのです。

 いずれにせよ、自分を大事にすることが重要です。自分で自分の価値を下げることは、決してしてはなりません。それは、甘えに通じ、人生における大きな損失であることを肝に銘じましょう。

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