森羅万象から学ぶ羅針盤・「自立こそ真の親孝行」
2020.10.15
森羅万象から学ぶ羅針盤・「自立こそ真の親孝行」
孔子は、弟子たちに「親孝行はどうすればよいか」を尋ねられて、「ご自身の健康以外のことで、悩ませないこと」、そして「両親に対する尊敬する気持ちがなければ、どんなに贅沢をさせても、親孝行とはいえない」と答えました。
真の親孝行とは、自立することです。
自立とは、親に心配をかけないということです。
例えば、地方から都会へ出てきて、一人暮らしをしている若者がいたとしましょう。そして、この子の親は、どんなことを心配しているでしょうか。
まず、健康のことです。達者で日々暮らしているか。
次に、お金のことです。生活に困っていないか。
さらに、人間関係で悩んでいないか、他人に迷惑をかけていないか、悪い人に騙されてはいないか、等々、枚挙にいとまがありません。
しかし、もし、こうした親の心配事が一切なくなったらどうでしょう。
「うちの子はしっかり者だから、病気したり、怪我したりすることなく、お金にも困らず、他人や世の中ともうまくやっていける知恵と精神力がある」と、親を確信させることが、自立なのです。
後は、自分自身の健康のことだけに、心を配っていればよいようにすることが、真の親孝行であるわけです。
両親にいくら贅沢をさせても、子供に対する心配事ばかりを抱えて日々をおくらせることは、親孝行ではないのです。
そこには、尊敬の気持ちが必要です。尊敬の気持ちさえあれば、両親のために、一日も早く自立し、真の親孝行を実現することができます。
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