森羅場万象から学ぶ人生羅針盤「神という名の潜在的能力」
2021.05.08
森羅場万象から学ぶ人生羅針盤「神という名の潜在的能力」
英国の作家、医者であるサミュエル・スマイルズの著書『自助論』の序文に、「天は自らを助くる者を助く」という有名な言葉があります。
また、4世紀ギリシャの詩人であるアウィアヌスも、著書『寓話』のなかで、「神々は無気力な願いには耳を傾けない」と述べています。
要するに、神は、努力しない人の願いは、聞いてくれないという意味です。
しかし、現代において、超自然的な意味の神は、存在しないことが確認されています。そもそも、神は人間が作り出したものであり、あえて言うならば、自分自身の中にだけに存在するのです。
それでも、もし、自分の中に存在する神に、頼みごとをするのであれば、まずは、何事も自分で何とかするという気持ちがなければなりません。
つまり、他人や国家がなんとかしてくれるなどと、あてにしないことが重要なのです。努力を重ね、自らの力で解決するようにするのです。そうすることによってはじめて、自分の中に存在する神が動いてくれるのです。
そして、その神の正体とは、その人のポテンシャルなのです。内に秘められている潜在的能力なのです。
自分で何とかしようと努力を重ねていくうちに、神という名の潜在的能力が開花し、それまでに持っていた以上の力を発揮するのです。
また、努力を重ねていると、不思議と、他人が力を貸してくれるものです。これも、いわば、努力をしている人に対する、神の恵みといえるでしょう。
真の神頼みとは、手を合わせることではありません。懸命に努力することです。その結果、自分の未知なる力が発揮され、他人に支持され、協力してくれるようになるのです。
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