森羅万象から学ぶ人生羅針盤「未来に役立たない過去は無価値」
2023.12.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「未来に役立たない過去は無価値」
初代アメリカ合衆国大統領のジョージ・ワシントンは、「過去の過ちから役に立つ教訓を引き出すためと、高価な代償を払って得た利益を得るためでない限り、決して過去を顧みるな」と指摘しています。
要するに、PDCAサイクルのCとAに役立つ経験、知識、情報以外、みんな捨て去るべきであると言っているのです。つまり、未来に役立たない過去は無価値なのでしょう。
過去の遺物にとり憑(つ)かれる最大の弊害は、未来を否定してしまう考えが身に付くことです。そうした人はいつも「昔は良かった」と口癖のように言いますが、それは勘違いかもしれないことを以前ご案内しています。
勘違いの根拠は、社会制度や人間関係が良かったのではなく、昔は自分自身が若く、世の中の行動主体となって色々なことができたからです。つまり、好きなことを自分自身で、自由にできただけに過ぎないのです。
世の中の変化には、良いところも悪いところもあります。高度成長期には、国民の9割が中流意識を持っていました。その半面、マイノリティや弱者に対する差別や思いやりに欠ける社会であったことも事実です。
やはり、PDCAサイクルのCとAに役立たない経験、知識、情報で過去を振り返っても何の意味もありません。「昔は良かった」と言うだけなら、お酒やギャンブルなどで憂さ晴らしするのと同じで、何の解決にもならないのです。
改めて、未来に役立たない過去は無価値であることを強く認識し、誰にも負けない真の温故知新の実践者になってください。
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