2024.07.03
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「少年の志気」を持ち続ける
『言志四録』(げんししろく)の著者として知られる江戸時代の儒学者・佐藤一斎は、「少年の時は当(まさ)に老成の工夫を著(あらわ)すべし、老成の時は当に少年の志気を存ずべし」と述べています。
老成とは、年をとり経験を積んで熟達していること、またそのさま(デジタル大辞泉)を表していますが、時には、大した経験もないくせに、頭でっかちで何でも知っているかのように言う若者を皮肉るときにも使います。
しかし、少年というのは未熟であるのは当たり前ですが、だからと言っていつまでもそれが許されるわけではありません。そのため、昨日より今日、今日よりも明日というように進歩して、少しでも一人前になろうとしなければならないのです。
そして老成し一人前になると、そこでゴールにたどり着いたとして、いつの間にか努力を止めてしまうものです。そのため「少年の志気」、つまりチャレンジ精神を残しておかなければならないのです。
自慢話をするつもりはありませんが、私は人から「新し物好き」と言われています。これは商品であろうがサービスであろうが、常に新しいものに対して、それを吸収し活用しようという姿勢でビジネスに臨んでいるからです。
つまり老成したとは思わず、いつまでも「少年の志気」を持ち続けているため、チャレンジ精神を維持し続けられているのです。
もし「少年の志気」を持ち続けたいと思ったら、まずは服装から若返るのも有効です。若い人を対象にした店に行って、その中で一番渋めのデザインのシャツなどを購入し身に付けるだけでも、「少年の志気」が湧き上がってくることを試してください。
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