森羅万象から学ぶ人生羅針盤「先人の知恵は必ず実証実験する」
2024.08.04
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「先人の知恵は必ず実証実験する」
フランスの哲学者モンテスキューの言葉に、「紙に書かれた道は、先人の足跡に過ぎない。先人が何を見たかは、辿(たど)らなければ解らない」があります。先人の足跡というのは書物に記された知恵であり、それを理解するには読むだけではだめなのです。
そして、辿らなければ解らないとは、その知恵を実証実験することで、いかにしてその知恵が生まれ、どのような意味があるのかを理解し、自分の血肉にすることができるとしているのです。
現在は、先人が生きた時代とは、環境も価値観もまるで違うと思いますが、身に降りかかる苦労は同じでしょう。その苦労を身体で味わってこそ、真の知恵を身につけることができるのです。
環境も価値観も違えば、それに対する対処法をアレンジすれば良いだけです。PCやネットを駆使したり、現在の法律に準拠したコンプライアンス順守の精神で臨んだりと、いくらでも対処は可能です。
繰り返しになりますが、実証実験してください。お笑いのネタに「俺は空手を習ってるんだ。通信教育だけど」がありますが、通信教育で空手の達人になった人などいません。
ビジネスの現場で、上司や先輩に新たなことを教わったのであれば、「明日、私を現場に出させてください」と言うくらいで丁度良いのです。もちろん初心者なので余計に時間はかかるでしょうが、それでも一切の手抜きをすることなく丁寧な仕事をすれば、先人の歩みを見たことになるのです。
そこでは必ず、「最初に頭でイメージしていたこととは、まったく違う」という手応えを得るでしょう。その手応えこそが最大の財産であることを肝に銘じておきましょう。
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