2025.01.29
森羅万象から学ぶ人生羅針「いつも覚悟を胸に秘める」
元メジャーリーガーで巨人軍の投手でもあった桑田真澄氏は、「200階まで行きたい。しかしエレベーターもエスカレーターもダメだとなったら、階段を上るしかないのです」と述べています。
要するにラクをして他人より上に行きたいと思わず、むしろ最初から「近道などない」と覚悟せよと言っているのです。
そのためには、徹底的にストイックであるべきだと常に述べていました。例えば桑田氏の名言に、「プロのアスリートが飲酒や喫煙すること自体、信じられない」と述べ、プロ野球選手の心構えを、身をもって示していました。それは200階のタワーマンションを階段で上ることも厭(いと)わない決意と同じです。
それにしても「近道はない」に関して、桑田氏らしい極めて現実的な例え話だと思います。現に大雨被害で停電してしまったタワーマンションでは、まさに近道はなく、住民は老若男女問わず皆階段を上ったのです。
そして桑田氏はこの言葉に、もう1つの意味を込めているように思います。それはもし何かあっても最悪のケースをいつも想定し、覚悟を決めておくようにと言っているのです。この覚悟は桑田氏のストイックさに表れています。
凡人には、そうした覚悟をいつも胸に秘めて生活するのは少々しんどいかもしれません。しかし強い覚悟も持って生活するのと、日々のんべんだらりと生活するのでは、緊張感に雲泥の差が生じることを強く認識してください。
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