森羅万象から学ぶ羅針盤「振り返り力」
2020.10.15
森羅万象から学ぶ羅針盤「振り返り力」のある人は自省と省察が出来ている。即ちPDCAサイクルを常に意識して習慣化している人です。
PDCAの再確認です。
• 「Plan」:計画
• 「Do」:実行
• 「Check」:評価
• 「Act」:行動
• 「Plan」では目標達成のための行動計画の作成を行う
• 「Do」では、目標に向かって行動計画を実施
• 「Check」では、行動の結果から読み取れる問題点を洗い出す
• 「Act」では、改善案を提案し、業務を実際に改善
Plan→Do→Check→Actの順番で業務を進め、最後のActからまた新たなPlanを進めることで、改善案を次のプランに生かすことができます。
下記PDCAの具体的な事例を確認してください。
• 「Plan」:営業成績を上げるために、昼間は顧客先を10件訪問すると決める
• 「Do」:昼間は顧客訪問を行い、事務作業を夕方から夜の時間帯にずらす
• 「Check」:顧客の在籍率を見ると、夕方のほうが高かったと分かる
• 「Act」:午前中に事務作業を行い、午後から夕方にかけて顧客訪問を行うことにした
このように、具体的な数字や計画を用いてPDCAを回すと改善策が明確になるのです。また、次のPDCAも回しやすくなります。PDCAは、本気で具体的な業務改善を目指している人に有効です。
目標の振り返りができる人とできない人がいます。できる人、できない人の違いは、どのような点にあるのでしょうか??
目標の振り返りができる人は、思考にある特徴を持ちます。下記を確認してください。
• 本来、自分に期待されていたのはどのような結果だったのか
• 期待値に対し、実際の結果がどのようなものだったのか
• 理想と現実の間のギャップには、どの程度の差が生じていたのか
• 理想と現実とのギャップを埋めるためには、何をどのように改善すべきなのか
といったことを常に頭の中に置いて、業務を進めている点。
常に、
• 目標や理想
• 現状
• 目標や理想と現状とのギャップ
について考えを巡らせています。そのため、現状の改善や現状からの向上がスムーズに進み、自分を大きく成長させる事ができるのです。
問題意識が高い人とは、すなわち自分や自分の置かれている状況を常に客観的に正視できる人のこと。このような高い意識を持った人であれば、振り返りのチャンスを有効活用できます。
振り返りができない人は、どのような特徴を持つのでしょう。下記を確認してください。
• トラブルや失敗が起きることばかりを気にする
• 今回のトラブルや失敗は、誰の責任なのかが気になる
• 事態に対し自分は悪くないという言い訳を常に考えている
• 謝罪することに終始し、謝罪の先にある改善に気持ちが向かない
といった思考を持つ人です。
責任を取らずに済む方法を考えたり周りのせいにしたりといった特徴を持つ人は、振り返りのチャンスを無駄にするため成長から遠ざかります。
また、いくら経験を重ねても全く成長せずに、時間だけが過ぎていってしまうでしょう。それでは、もったいない人生になってしまいます。全ての責任は我にありと腹をくくったほうが、楽に安心して、自分のそのまま、ありのままにのびのびと仕事も人生も歩めます。全て自分の決断次第です。
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