森羅万象から学ぶ羅針盤「たゆまぬ努力で大器晩成」
2020.10.15
森羅万象から学ぶ羅針盤「たゆまぬ努力で大器晩成」
諺に「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」(せんだんはふたばよりかんばし)というものがあります。
栴檀は香木の一種で、まだ芽が出たばかり双葉のころから、強い香気を放つことに例えて、優れた人間は、子供の頃から、その才気が、自然とあふれ出てしまうということを言っています。
しかし、これとは対照的に「大器晩成」という中国の故事もあります。
この2つの言葉は、好対照として比較されますが、同じ人物を別の角度から見た言葉に過ぎないのです。
つまり、大器晩成する人物でも、見る人が見ると、幼少のころでも、何か奥にきらりと光るものを、感じ取れるからです。
それに、「栴檀は双葉より芳し」は、将来への期待を込めた言葉なのです。
しかし、実際には、ほとんどがその期待を裏切り、「十で神童、十五で才子、二十過ぎればただの人」となってしまいます。
幼少期は抜群に優れているように見えても、成長するにつれて、平凡な人になってしまうことのほうが、圧倒的に多いのです。
では、晩成する大器と、どのような差があるのでしょうか。
それは、やはり努力の継続にほかなりません。
大人物は、一朝一夕で、この世に生まれ出るものではありません。
長い年月の、たゆまぬ努力の賜物として、誕生するのです。
努力を続けていれば、最初は平凡な人物に見えても、やがては頭角を現し、大きな実績を残すものです。
人物の評価というものは、長い目で見なければならないのです。
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