森羅万象から学ぶ羅針盤「進歩、向上の共通項を見出す」
2020.10.31
森羅万象から学ぶ羅針盤「進歩、向上の共通項を見出す」
江戸時代の儒学者・佐藤一斎は、著書『言志四録』(げんししろく)において、「一芸の士は、皆語る可し(べし)」と述べています。
たとえ、道は違えども、一つのことを極めた人同士は、皆、話が通じ、お互いにすぐ打ち解けることができるのです。
各界のトップ同士が語り合うと、必ず共感するところがみつかります。
それは、ジャンルこそ違うかもしれませんが、物事が進歩、向上する共通項を、お互いが認識しているからです。
どんな分野でも、道を極めるまで進歩、向上するには、血のにじむ努力がつきものです。
一つのことを極めた人同士は、そうした壁を乗り越えてきているので、話しただけで、共感しあえるのです。
つまり、他のジャンルでも通用するような、進歩、向上のエッセンスを取り入れているのだと思います。
そして、これは、我々にも応用できることなのです。
誰しも、それぞれに優れた部分があります。
それは、学問や仕事に限らず、趣味の世界にも言えることです。
例え、違う趣味であっても、人よりも優れたレベルになるまでの経験は、それなりの値打ちがあるはずです。
そうした経験を語り合うことで、ある種の共通項をみつけたら、それをきっかけに、さらに語り合うのです。
そうすることで、努力や挫折を共感しあうのです。
そして、お互いの認識が深まっていったら、相手の持つ進歩、向上のエッセンスを取り入れ、さらにステージアップし、大きく成長しましょう。
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