森羅万象から学ぶ羅針盤「脳の働きもバランスよく」
2020.11.10
森羅万象から学ぶ羅針盤「脳の働きもバランスよく」
脳は、左右で機能が異なります。
右脳は、直感力、空間的認識、イメージ的理解を司っています。
一方、左脳は、言語や計算、分析的思考などを支配しています。
そして、人はものを考えると、目の動きに、右脳、左脳の影響が表れてしまうのです。
視神経は、脳に対して左右が交差しているので、左目は右脳に、右目は左脳に、その動きが支配されます。
もちろん、片目だけ独立して動くわけではありません。主役となる側の目の動きにつられて、脇役の側の目も、同じ方向に連動します。
例えば、部屋のレイアウトを考えるとき(空間分野)は、目を左側に動かし、作文をしているとき(言語分野)は、右側に目を動かすのです。
これは、人のタイプを、右脳人間か、左脳人間か見分けるときにも有効です。日常的な目の動きの癖を見ればわかるからです。
つまり、常に目を左側に動かしている人は右脳人間で、右側に動かしている人は左脳人間といえましょう。
一時期、右脳人間がちょっとしたブームになりました。クリエイティブであり、芸術家に多いタイプだからです。
それに、左脳の働きばかりが顕著になると、理論先行型となって、融通が利かなくなるといわれています。
反面、右脳ばかりが機能し、左脳の働きが弱いと、論理的思考に乏しくなり、社会生活に順応できないとされています。
やはり、右脳、左脳両方の働きを良くするべきでしょう。
そうすることによって、直感性と論理性の相互の関わりがスムーズになされ、ビジネスだけでなく、社会生活全般においてうまくいくことになります。
そして、自分は、どちらの働きが優れているかを把握し、脳の働きのバランスをうまくとりながら、良い状態に保つことを心掛けるようにしたいものです。
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