森羅万象から学ぶ羅針盤「知らないことは人に聞く」
2020.11.16
森羅万象から学ぶ羅針盤「知らないことは人に聞く」
少しぐらい知識があっても「ひょっとしたら、よく知らないのかもしれない」と、常に思うことが重要です。
一番マズいのは「自分は誰よりも理解している」と錯覚してしまうことです。
ソクラテスの「無知の知」のように、まず自分が知らないことを知り、それを素直に認めることが大事なのです。
しかし、人は、自分自身が知らない、わかっていないことに、意外に気が付かないものなのです。これは、極めて残念なことです。
そして、知らない、わからないことは、人に聞くのが一番の解決策ですが、誰に聞けばよいのか、その人選も大事です。
それは、言うまでもなく、様々なジャンルにおけるトップクラスの人です。
トップクラスの人は、物事の最終的な答えを示してくれます。身をもって知っているからです。
そのトップクラスの人も、できれば複数人に接することがよいでしょう。
それぞれから違った意見を聞くことができるからです。
そして、周りにトップクラスの人がいない場合は、名著、良書とよばれる書物を紐解き、その本の著者を自分の指導者にしてください。
きっと良い答えを教えてくれるはずです。
それでも、人にものを聞くのは、プライドが許さないという人がいます。そういう人は、決して伸びません。
知らないことを聞く素直さ、謙虚さは、物事の上達、人の成長の基本ともいえるものです。
もちろん、プライドを持つことは重要ですが、つまらない自尊心とは違うのです。
真にプライドがある人は、極めて素直に「無知の知」を認め、他の人からさまざまな良い影響を受けることと思います。
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