森羅万象から学ぶ羅針盤「理性的な人間になる」
2020.11.21
森羅万象から学ぶ羅針盤「理性的な人間になる」
ロシアの文豪・トルストイは、著書『人生論』のなかで、人間にとって最も重要なのは理性であるとしています。
理性は、人間に元来備わっている知的能力です。
そして、理性こそ、人間が持つ最高の能力で、理性に従い生きることは、人間にとってごく自然な姿であり、他の動物たちとの違いなのです。
動物(本能)と人間(理性)の違いを、一番分かりやすい例えで言えば、火に対する対応の差です。
本能のまま生きる動物は、火を怖がります。
しかし、人間は、理性をもって、火を支配しています。
そして、言うまでもなく、動物には決して成し得ない高度な文明社会の構築は、まさに理性のなせる業なのでしょう。
つまり、理性的でない人間は、ただの動物と同じという意味になります。
一方、理性的な人間は、生理的な欲望をはじめ、人間にある動物的な部分を理性によってコントロールします。それができてこそ、人間として成り立つのです。
ちなみに、ウィキペディア(Wikipedia)からの抜粋・要約によれば、
「理性は伝統的に、感覚、感情・情動、情念等と対比的に用いられてきた。理性は純粋に精神的能力であり、情動は肉体的な作用であると考えられることもあった」としています。
そして、理性的な人間は、常に、冷静に客観的に、物事に当たります。
感情に押し流されないため、不満を口にすることがないのです。極めて堅実で、慎重です。
他人に対しても、支配的な部分がありません。自分の都合ばかりを優先する利己的な部分もないのです。
さらに、理性によって、多くの人の幸福を願います。
つまり、人類愛です。
そして、人類愛こそが、理性によって得られる真の幸福であると信じているのです。
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