森羅万象から学ぶ羅針盤「松下幸之助 革新(革心)の心得十カ条」
2020.12.05
森羅万象から学ぶ羅針盤「松下幸之助 革新(革心)の心得十カ条」
(革新)の為には、(革心)、即ち心を改める事が不可欠である。
【第一条 やり方は無限にある】
販売一つでも、成功する方法は一つではない。やり方は無限である。あきらめることなく、他に方法はないかと考え、求め続けたい。
【第二条 危機を認識する】
危機がないのではない。危機を発見する努力を怠っているのだ。どのような組織にも危機は必ず忍び寄っている。
【第三条 感謝し徹底した反省を行なう】
画期的な発明、発見、創造は、感謝と反省のなかから生まれてくる。与えられた使命、仕事に感謝し、徹底した反省を行ないたい。
【第四条 困難は革新の端緒(たんしょ)】
うまくいっているときはなかなか革新できない。困難であればこそ、気持ちも引き締まれば知恵も出て、果敢な挑戦も可能となる。
【第五条 白紙に戻して考える】
これまでの知識や常識、成功した体験にとらわれていたのでは、新しい行き方は見いだせない。とらわれを抜け出し白紙で考えよう。
【第六条 衆知を集める】
自分一人の知恵には限りがある。とくにこれまでにない新たな方法、行き方を見いだそうとするならばなおのこと、衆知が欠かせない。
【第七条 大きな目標を掲げる】
概して人は、手近な目標だと小手先で解決しようとしがち。小手先では通じぬ大きな目標を掲げてこそ、抜本的な革新も図れる。
【第八条 “できない”ではできない】
何事もやる前から“できない”と考えたのでは、できることもできなくなってしまう。まず、必ずできると心の底から強く信じたい。
【第九条 勇気を持つ】
大きな変革には痛みがともなう。おびえずひるまず、伝統を大切にしつつも、変えるべきは大胆に変える勇気を持ちたい。
【第十条 最善の上にも最善がある】
昨日の最善は今日の最善ではない。現状にあぐらをかかず、日に新たなものの見方、取り組みを心がけたい。
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