森羅万象から学ぶ人生羅針盤「包容力を養う」
2021.01.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「包容力を養う」
上司、リーダーに求められる重要な条件の一つに、包容力があります。包容力なくして、人を指導し、引っ張ることは、極めて難しいと思われます。
包容力のある人になるための、一番大事な条件は、言うまでもなく、人のミスを注意こそすれ、決して責め立てないことです。それは、以前ご案内した、イソップ寓話の『北風と太陽』の例をみても、その重要性が理解できると思います。
人は、冷たい北風を吹き付ければ、上着の襟をしっかり押さえて寒さから身を守りますが、太陽が温めれば、自然と上着を脱ぐものです。責め立てるよりも、包み込むことが大事なのです。
さらに、ミスをした人だけでなく、ピンチに陥っている人がいれば、率先してサポート、フォローをすることも重要です。
また、部下をはじめ、他人に対しては、常に感謝の念を忘れず、その長所を認め、分け隔てなく接するようにします。同時に、周囲に気を遣い、自分の都合よりも、相手の都合を優先する気持ちを持ちましょう。
そして、壁に当たったとしても、一時的な感情に流されるのではなく、物事の本質をみつめ、冷静に、客観的に対処しましょう。
こうした行動を重ねることによって、包容力は養われます。
そして、もし部下をはじめ、あらゆる人が、なんでも相談してくるようになったら、それは、包容力が身に付いた証拠です。
もちろん、包容力は、人を甘やかすことではありません。相手を素直な気持ちにさせる人徳なのです。
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