森羅万象から学ぶ人生羅針盤「初心を忘れない」
2021.01.29
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「初心を忘れない」
「初心忘るべからず」は、元々は、能を大成した世阿弥の言葉であり、詳しくは、「是非の初心忘るべからず。時々の初心忘るべからず。老後の初心忘るべからず」なのです。
これは、芸を始めた幼少のころに限らず、成人した後に演ずる芸、また老境に差し掛かったときに演ずる芸においても、それぞれの段階で求められるクオリティがあるので、それに応えるには、常に、志を身につけたころを忘れずに、臨まなければいけないという意味なのです。
この言葉は、一般的には、おごりを戒める意味で使われています。
人は、物事に慣れてくると、どうしてもおごりをみせてしまいがちですが、そのような時にこそ、物事をはじめた初心に立ち返らなければならないのです。
初心を忘れないためには、常に、基本をおろそかにしないことです。
野球でも、ゴルフでも、トッププロは、基本中の基本である素振りに、他の選手よりも、少しでも多く取り組みます。
ビジネスマンであれば、まず、雑用に対して、より早く、より正確に取り組むことで、初心は忘れないものです。メールの返信をはじめ、あらゆることのレスポンスを早く正確にしましょう。
そして、意識して、仕事の量をより多くしていきましょう。こうした努力は、初心維持の基本であり、仕事のクオリティも、量をこなすことで培われるのです。もちろん、時間管理能力を高めて、仕事の期限は必ず守らなければなりません。
いろいろな建設現場で、高所作業に従事する職人が、ヘルメットを着用していないケースがあります。こういう人たちでも、仕事を始めた当初は、しっかりヘルメットを着用していたはずです。
言うまでもないことですが、工事現場で求められることは安全第一です。まさに、初心に立ち返って、仕事に臨んでほしいものです。
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