森羅万象から学ぶ人生羅針盤「内面が映し出される」
2021.02.10
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「内面が映し出される」
同じ自分の顔でも、鏡で見る顔と、写真で見る顔では、まったく違う印象になります。鏡に映る顔は、左右が反転しているため、本当の自分の顔ではないからです。
それに加えて、鏡の顔は、無意識に表情が作られています。つまり、自分に対して、良い印象を演出しているのです。
日々、鏡ばかり見ていると、自分の本当の顔は、鏡の顔であると思い込んでしまうものです。そのため、写真に映し出された顔を、逆に偽物と思い、場合によっては、嫌いになってしまうことがあるのです。
自惚れの強い人は、「鏡に映る顔は綺麗なのに、写真の顔はなぜ不細工なのか。まったく理解できない」と思い悩むのです(笑)。
そして、写真の顔には、自分の内面が反映されるものです。無意識に作り出される表情の美しさは、内面の美しさなのです。
顔の造作がそれほどでなくても、「いい顔しているなあ」と他人に思わせる人の表情には、その豊かな内面が映し出されているのです。
その一方で、ビジネスだけでなく、日常生活でも、顔の美醜ではなく、いわゆる人相の悪い人に出会うことがあります。そういう人は、間違いなく、内面が磨かれていない人です。
そして、60歳は人生の決算期ともいえる歳ですが、その時に、卑しい顔をしている人は、ろくな人生を歩んできていないといってもいいでしょう。
つまり、60歳という節目において、内面が一向に磨かれていない人は、取るに足らない人物と思われても仕方がないのです。
人の内面は、一朝一夕で形作られるものではありません。長い年月がかかるのです。それを肝に銘じて、充実した日々を過ごしていきましょう。
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