森羅万象から学ぶ人生羅針盤「女房役は必要不可欠」
2021.03.10
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「女房役は必要不可欠」
菅総理の政権運営が不安定に思える原因の一つに、いわゆる女房役がいないことがあげられます。
菅総理は、安倍政権時代には、内閣官房長官として、総理の女房役に徹し、支えてきました。そして「安倍に菅あり」と言われました。しかし、菅総理には「菅に菅なし」なのです。つまり、女房役がいないのです。
どんなに優秀な人物でも、女房役がいなければ、功成り名を遂げることはできないでしょう。それは、『三国志』において、蜀の武将・劉備玄徳には、諸葛亮孔明という、極めて優れた女房役がいたことでも明らかです。
名経営者と呼ばれる人にも、優れた女房役がいます。井深大氏には盛田昭夫氏(ソニー)、本田宗一郎氏には藤沢武夫氏(本田技研工業)、松下幸之助氏には高橋荒太郎氏(松下電器産業)などは、誰もが認める名女房役です。
ビジネスにおいて、理想的な女房役を得るには、人を引き付ける抜群の行動力が必要です。その行動力をもって、何事も率先して取り組み、決して投げ出すことなく、最後までやり遂げ、「このひとについていきたい」と思わせるのです。
それには、人間的な強さが不可欠で、どんなときでも決してぶれないことです。
そして、確固たる自信に裏打ちされた自分というものを持ち、決して弱音を吐かず、ネガティブな言葉を口にすることなく、感情的にならないようにします。
言うまでもなく、豊かな人間性も欠かせない要素です。人に対して心から感謝することができ、思いやりが持てる器の大きな人物にならなければなりません。
こうすることによって、自分が磨かれ、光り輝き、女房役となる人が自然に現れるのです。女房役は、リーダーのなかに、仕えるべき人の姿を見て、二人三脚で歩みたいと思うのです。そして、そんな女房役の力を十分に発揮させるのも、リーダーの大きな役割なのです。
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