森羅万象から学ぶ人生羅針盤「天才肌はトップに向かない」
2021.03.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「天才肌はトップに向かない」
将棋の十五世名人・大山康晴氏は、天才肌のタイプの人の欠点について、良い時は100点をとるが、悪い時には50点になったりすることを挙げています。
そして、「これではトップは任せられない」とし、天才肌の人は、二番手が多く、副社長タイプであるというのです。
確かに、天才肌の人には、ムラがあるかもしれません。プロ野球の巨人軍・長嶋茂雄終身名誉監督の現役時代が良い例で、そのムラが、天才肌の特徴の最たるものなのでしょう。
しかし、トップの姿というのは、まさに信頼の証であるため、いつも変わらずにいなければならないのです。
それは、必ずしも、毎回100点をとり続けるというものではないのです。良い時も悪い時も、一切変わらずにおり、考え方も一貫させ、部下に安心感を与えるのです。
トップに不可欠な資質は、物事に動じないことと、ストレスに強いことです。そして、ポジティブであり、感情を制御できることが求められます。
それには、決して無理、無茶をしないことです。自分のキャパシティを超えるものに対しては、冷静に対処し、時には、思い止まる勇気を発揮することも大事です。
また、決して考えすぎないことです。同時に、緩めるところは積極的に緩め、物事にメリハリをもたせ、何かあっても、素早く気持ちを切り替え、心の整理がつけられることです。
さらに重要なのは、いつも素直で、思いやりがあり、決して飾らないことです。自分を信じることができ、何事にも臨機応変に決断し、忍耐強く、あきらめないことです。
そして、自分がもし天才肌のタイプでなければ、チャンスと捉えてください。むしろトップ向きであると認識し、様々な資質を磨いて、ぜひトップを目指しましょう。
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