森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人脈になるには」
2021.03.13
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人脈になるには」
人脈とは、辞書的な意味合いだと「ある集団・組織の中などで、主義・主張や利害などによる、人と人とのつながり」(デジタル大辞泉より)とあります。
しかし、ビジネスの世界では、力にならないつながりは、人脈とは呼ばないのです。人の役に立って、はじめて人脈という言葉が成立するのです。
例えば、いくら交換した名刺の数を誇ってみても、そのどれもが、それだけの関係で終わってしまうケースでは、人脈とは言えません。そして、言うまでもなく、SNS上での上辺だけの「友達」なども、人脈には程遠い存在なのです。
見込みのお客さまを紹介してくれる人を、往々にして、人脈だと思ってしまいがちです。しかし、紹介してくれた見込みのお客さまに、実際交渉してみると、金銭面などをはじめ条件が合わず、結局、実際のお客さまにならないようなケースばかりでは、人脈とは呼べないのです。
その一方で、一人で、あらゆる方面に太いパイプを持っている人がいます。そして、「あの人に頼めば、大抵のことは実現してくれる」「あの人から紹介された見込みのお客さまは、皆良いお客さまになってくれた」など、確実に力になってくれる場合、これを本当の人脈と呼ぶのです。つまり、人脈は数ではなく、結果なのです。
人脈を広げるには、人を見る目を養い、様々に人間関係を深める努力をしなくてはなりませんが、一番大事なことは、絶対に報恩感謝の精神を忘れないことです。施されたら施し返すことを実践するのです。
それは、社外の人間関係だけでなく、社内においても、必ず実践してください。ビジネスを成功させるには、社内の人脈を生かすことも重要だからです。
そうすることで、あちこちにwin-winの関係が構築され、有効なネットワークができあがります。そして、そのうちに「あの人は力がある」と言われ、人から人脈と呼ばれるようになるのです。
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