森羅万象から学ぶ人生羅針盤「敗戦処理を真面目に行う」
2021.04.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「敗戦処理を真面目に行う」
一般に、野球において、負けが確定している試合の、押さえに登板するピッチャーが行うのが、敗戦処理です。
この敗戦処理を真面目に行うかどうかで、その人の人間性が決まってしまうと言われています。
敗戦処理を真面目に行う人は、何事も損得抜きで、判断、行動する傾向があり、嘘がつけないタイプが多いため、周囲から信用されます。
反面、ちょっと不器用な部分がありますが、それも信用の裏返しなのです。
基本的に、集中力があり、物事を信じる力が強いようです。当然、一生懸命にやることを、辛いと思うこともありません。
そして、責任感が強く、何事にも一喜一憂しません。
誰でも、敗戦処理に当たるのは嫌なものですが、それでも、ほんの少しの勝機に賭けて、全力で立ち向かう姿は、極めて美しいものです。
そんな姿は、周りの人を動かします。こんな状況にもめげず、文字通り全力投球する姿は、自分もやらなければ、という気持ちにさせるのです。
そして、必ず、そういう姿を、正しく評価してくれる人がいるものです。
敗戦処理を真面目に行う人は、そういう人の力によって、大いに伸びるのです。
周りの人に比べて、5年後、10年後の姿は、格段に違うものになっているはずです。
まさに、こういう努力の積み重ねにこそ、真の値打ちがあると言っても過言ではありません。敗戦処理のような嫌な仕事でも、全力で当たりましょう。どんな仕事でも、決して疎かにしてはいけないのです。
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