森羅万象から学ぶ人生羅針盤「良い意味で無関心になる」
2021.04.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「良い意味で無関心になる」
世の中には、他人が夢中になってやっていることでも、一切興味を示さない人がいます。
それでも、食わず嫌いとか、いたずらに無関心とかいうことではないようです。何事も、経験が大事であるため、とりあえず、一旦は試しているのです。
しかし、その結果、やはり興味が湧いてこず、必要性も感じなければ、自分には不要と判断し、それ以降、関わることをしないようにしているのです。
これは、時間を有効活用するには、極めて有効なメンタリティといえましょう。
例えば、ゲームをすることに、多くの時間を割く人がいます。
テレビやネットを利用したゲームは、それ自体を楽しむだけでなく、コミュニケーションツールとしても、利用できるようです。
しかし、囲碁将棋などは、その知的有効性が証明されていますが、テレビやネットを利用したゲームがもたらす知的効用は、残念ながら、ほとんどありません。
一部では、頭の訓練になるなどといわれていますが、学問を修めたり、仕事で自分を磨いたりすることに比べれば、知的効用はありません。
そして、世の中には、そんなゲームに対して、まったく関心を示さない人がいます。そういう人は、他人がゲームにいそしんでいる時間を、他のことをするために当てることができるのです。
これに関連して、以前「時間を有効活用せよ」として、四書五経のひとつ「大学」の中に出てくる言葉である、「小人閑居して不善を為す(しょうじんかんきょしてふぜんをなす)」をご案内しています。
これも、時間の有効活用を表した言葉なのです。
大して関心のないものにも、「みんながやっているから」という理由だけで、余計な首を突っ込めば、時間と労力の無駄遣いになります。
良い意味で無関心になることは、時間をつくることになり、豊かな日常生活と、実りある人生につながるのです。
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