森羅万象から学ぶ人生羅針盤「因果律を信じる」
2021.05.22
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「因果律を信じる」
松下電器産業(現パナソニック)の創業者・松下幸之助氏の言葉に「いくつになってもわからないのが人生というものである。わからない人生を、わかったようなつもりで歩むほど危険なことはない」があります。
まさに、人生は分からないことだらけです。思わぬ不幸にも遭遇します。自分の思い通りになる人生、うまく生きる方法などという、都合の良いものは存在しないのかもしれません。
そうした中でも、因果律を信じて、生きていくことは大事です。
因果律とは、すべての事象は、必ずある原因によって起こり、原因なしには何ごとも起こらないという原理で、原因と結果の間に一定の関係が存在するという考えです(デジタル大辞泉より抜粋・要約)。
つまり、人生の中で起きることには、必ず原因があり、それが結果に結びついているというのです。
これは、運命についても、同じことがいえます。以前にもご案内しましたが、運命は、本人の努力次第で変えることができ、運命がもたらす結果にも原因があり、それを自分で掴み、変えていけば、未来を切り開くことが可能なのです。
そして、人生に悩みはつきものです。その原因を、因果律に基づいて確認し、見直すことで、悩みという結果は軌道修正できるのです。
それに、苦労が多くとも、それが必ずしも不幸ではないのです。むしろ、うまくいかないほうが面白いと、ポジティブに捉えられれば、人生は充実します。
もちろん、松下幸之助氏の言葉どおり、人生を分かったつもりになってはいけません。正しく謙虚に因果律を信じ、日々の改善改革を実践して、未来を切り開いていけば、分からないことだらけの人生も、少しずつ分かっていくようになり、豊かで実り多いものになるのです。
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