森羅万象から学ぶ人生羅針盤「よそ見をさせない」
2021.06.06
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「よそ見をさせない」
ビジネスにおいては、力を合わせる、チームワークを生かすことが極めて重要だと言われていますが、多くの人は、スポーツから、そのヒントを得ているようです。
例えば、ラグビーのスクラムなどは良い例です。がっちりとしたスクラムを組むコツは、メンバー全員の力を、無駄なく集中させることです。
決して、大柄で体力のあるメンバーばかりで組んだスクラムが頑丈であるとは限らないのです。体力のないメンバーでも、すべての力を無駄なく集中させて、隙のないスクラムを組めば、頑強な壁と、前に進む大きな力を得ることができるのです。
つまり、頑丈なスクラムを組むことのように、完璧なチームワークを成立させるうえで一番大事なことは、よそ見をさせないことなのです。メンバー全員を、同じ方向に向かせることなのです。
誰もよそ見をしなくなれば、確実にモチベーションはアップし、メンバーが発揮する力にも相乗効果が表れ、1+1が2ではなく、3であったり、5であったり、10にもなるのです。
よそ見をさせないためには、まず組織の目標を明確にして、それを達成する価値観を共有することが必要です。
特に、チームを構成しているメンバーが、個性派ばかりである場合、その個性を否定することなく、尊重しながら、その個性のベクトルを同じ方向に向けさせ、所属する組織が掲げる目標を達成する素晴らしさを理解させるのです。
そのためには、常に情報をオープンにして、報連相を徹底し、確実なフィードバックのもと、適切な評価を与えることが必要不可欠です。
そうすることによって、まるでラグビーにおける最高のスクラムが完成した時と同じように、皆が同じ方向を向き、がっちりとした体制が整い、強く前進できるのです。まさに、理想のチームワークの実現なのです。
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