森羅万象から学ぶ人生羅針盤「竹のような人になる」
2021.06.12
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「竹のような人になる」
「新手一生」という棋風で人気を博した将棋棋士・升田幸三氏(実力制第4代名人)の言葉に、「男は毬(まり)であってはならぬ。ちょっと頭をなぜられてはポンとはずみ、指一本触れただけで転がる。はずみそうではずまず、転びそうで踏みとどまるものを持っていなければ男ではない」があります。
まさに、男性に限らず、人というものは、ちょっとおだてられて天狗になったり、トラブルに見舞われて、簡単に打ち負かされたりしていては、一人前とはいえないでしょう。
鞠のようにならない人は、間違いなく確固たる信念を内に秘めています。自分はこうあるべきであるという強い気持ちがあるため、いたずらに鞠のようにはずんだり、転がったりせず、いざというときに動揺することがないのです。
さらに、他人の言うことに流されず、失敗してもくよくよしません。いわゆる「鈍感力」があり、小さなことに振り回されないのです。
そして、もし、升田氏に言葉を返すならば、「人は鞠ではなく竹であるべきだ」と返してみたいと思います。
竹のような人の精神は、強風にあおられてもしなやかに応じる竹のように極めて強く、しかも柔軟性に富んでいます。それは、升田氏の指摘する「(鞠のようには)はずみそうではずまず、転びそうで踏みとどまるもの」に通じるのです。
やはり、人は、高く評価されても冷静に対応し、困難にぶつかっても動じないようになってこそ、その真価が認められるのです。
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