森羅万象から学ぶ人生羅針盤「方向性と最終決断」
2021.06.15
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「方向性と最終決断」
以前、「『将に将たる』人になる」として、組織のトップに立てる人は、現場実務の優秀な人を引き寄せ、その上に立ち、その人を生かす能力があるということをご案内しました。そうして人を束ねたうえで、果たさなければならない役割は、方向性を決め、物事を最終決断することです。
経営者でも政治家でも、組織のトップに立つ人に必要不可欠なキーワードは、方向性と最終決断です。物事の、最初の部分である方向性を決め、最後の部分である最終決断をすることが、求められる役割なのです。
そして、方向性と最終決断の裏側には、重い責任があります。その責任を負うことができる覚悟があるからこそ、経営者であり、政治家でありうるのです。
方向性を決め、物事を最終決断できる人物の最大の特徴は、知識や情報に対して、極めて真摯であるということです。
まず、物事の判断材料とするための、たくさんの知識や情報を集めます。それを元にして、方向性を決め、最終決断するのですが、集めた知識や情報が、正しく活用できるかどうか、冷静に客観的にチェックします。その信憑性を探るにあたって、優秀な相談相手を確保しておくことも忘れてはいけません。
さらに、重要なことは、迷わないことです。方向性を決め、物事を最終決断する際に、迷いを見せていては、周りを不安に陥れるだけだからです。
迷いをなくすためには、確かな知識と情報を確実に得て、それが必ず良い結果をもたらすと信じることです。その判断には、多くの経験がものを言うのです。
現在、一介のサラリーマンとして過ごしながらも、将来は経営者、政治家になりたいという志を持っているならば、どのような場面においても、自ら方向性を決め、最終決断し、責任を取る修業を積むことです。そして、事に臨んで、決して迷わない胆力を身につけなければなりません。
こうして磨かれれば、誰もが組織のトップに立てるようになります。ぜひ実践してください。
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