森羅万象から学ぶ人生羅針盤「忙しさに感謝する」
2021.06.17
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「忙しさに感謝する」
荘子の言葉に「能者多労(のうしゃたろう)」があります。
能力のある人は、世の中から認められ期待されて、様々な仕事を任されるので、それだけ苦労も多いという意味です。そのため、忙殺されている人をねぎらい、慰めるときに、よく用いられる言葉でもあります。
能力があり、期待される人とは、その実績が評価されている人です。ただ単に、専門知識があるだけでは、実績には結びつきません。様々な要素を実績に結びつけることができる人は、そもそも仕事に対する姿勢が違うのです。
まず、時間管理が徹底してします。時間を無駄なく使い、スケジュールを組み立てます。当然ながら仕事の密度も濃くなるため、さらに忙しくなるのでしょう。
また、レスポンスも実に早いものです。それは、報連相がいかに重要であるかを知っているためですが、そのタイミングは、往々にして重なりがちになるため、忙しさが加速するのです。
さらに、今よりも成長しようとするので、常に自分に対して課題を与え続けています。つまり、学びの意識が高く、情報収集にも敏感です。これでは、ますます忙しくなるのは、無理からぬことでしょう。
このような人を、世間が放っておくはずがありません。必ずや、その舞台が用意され、さらに忙しく活躍することになるのです。
それに、期待されなくなれば、仕事がなくなり、当然ながら暇になります。暇であることは、忙しいことよりも、何倍も辛いことなのです。
人間は、忙しいうちが華です。それを肝に銘じて、忙しさに感謝するように心掛けてください。
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