森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分で学ぶ姿勢を身につける」
2021.06.26
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分で学ぶ姿勢を身につける」
米フォード・モーター社の創設者であるヘンリー・フォード氏の有名な言葉に、「自分で薪(まき)を割れ、二重に温まる」があります。
薪割りを自分ですれば、よい運動になって体が温まり、その薪を暖炉にくべれば、さらに身体が温まります。
これは、自分で手掛けることによって、成果を得るだけでなく、物事を達成するまでの経験値も高くなるという意味です。
もちろん、人を一切信用せず、なんでも一人で抱え込めという意味に誤解してはいけません。やはり、人を信用し、任せるべきは任せるようにしなければ、大きな仕事はできないものです。
つまり、自分でやるべきことを薪割りに例えて、それだけは決して人任せにはせず、率先して手掛けるようにすべきであるとしているのです。
そして、言うまでもなく、勉強こそ率先して自分でやるべきことなのです。
勉強する方法は、自分で本を読むことなどに限らず、人からレクチャーを受けることも大いに有効です。それぞれに合ったやり方で、学べば良いのです。
それよりも、進んで学ぶ姿勢が身に付くことが重要なのです。
知識や情報を得るだけでなく、自分で勉強することによって、自主性、積極性などの学ぶ姿勢そのものが身に付き、まさに薪割りのように、二重の得るものがあるのです。
何かにぶつかると、安直に他人に答えを求めようとする人がいますが、それでは自分には何も残らず、いざという時に、重大な決断ができなくなってしまうのです。
特に、組織のトップという立場にある人ならば、必ず自分で学ぶ姿勢を身につけなければなりません。学ぶ姿勢こそ、正しく決断し、トップの重責を確実に果たすために必要不可欠な要素なのです。そのことを強く認識し、勉強という薪割りを継続しましょう。
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