森羅万象から学ぶ人生羅針盤「報酬以上の仕事を心掛ける」
2021.06.27
アメリカの作家エルバート・ハバード氏の言葉に「報酬以上の仕事をしないという人は、仕事ぶりに応じて報酬が上がっていくということを忘れている」があります。
もちろん、これは決して、割に合わない仕事や、サービス残業をしなければ、給料をアップさせないという意味ではありません。それでは、ブラック企業礼賛になってしまいます。
つまり、より大きな成果をあげて、それを認めてもらい、報酬に反映させよと言っているのです。報酬以上の仕事とは、あくまで成果によって評価されるからです。
そのためには、当然、実務に明るくなければなりませんが、同時に、自分を客観的に見つめる視点も持つようにします。そうすることで、より多くの報酬を得るために、自分が何をしなければならないか、具体的なものが見えてくるのです。
自分がしなければならないことのなかでも、常に新しいアイデアを出す、創意工夫をするという精神を持ち続けることは、特に重要です。積極的に現状を変えていくことが、より大きな成果を生み出す第一歩だからです。
そのアイデアも、決して絵空事に思われるようなものではなく、綿密に計算された可能性を元に、コストが明確にされて、現実に即している内容であるべきです。実現の根拠がはっきりしているからこそ、成果に結びつくのです。
無理してまで出世したくない、報酬はいつまでも現状のままで良いという考え方も決して否定しませんが、会社も人も常に成長し、それを取り巻く環境は進化し、複雑化していきます。
それには、好むと好まざるとに拘わらず、自分を磨き、スキルアップしていかなければ、現状維持すら難しい状況にあるのです。まさに、報酬以上の仕事をしようと心掛けることは、生き残りのために不可欠であると心得ましょう。
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