森羅万象から学ぶ人生羅針盤「結婚で生まれる同志愛」

2021.08.23

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「結婚で生まれる同志愛」
　以前、哲学者ソクラテスが、「汝が良妻を持たば幸福者にならん。悪妻を持たば哲学者にならん」という名言を残していることをご案内いたしました。そして、厳しい奥様は、旦那様を仕事に集中させ、出世させてくれるありがたい存在であることもご説明しました。

　この時は、主に旦那様の視点から奥様についてお話したのですが、今回は、夫婦が同じ立場でお互いを見つめた場合、結婚とはどうあるべきかを考えました。
　そして、フランスの作家アンドレ・モロワの「幸福な結婚においては、恋愛の上にいつか美しい友情が接木されます。この友情は心と肉体と頭脳に同時に結びついているだけにいっそう堅固なのであります」という言葉にたどり着きました。

さらに、この友情という言葉を同志愛に置き換えれば、もっとよく分かるのではないでしょうか。
　例えば、結婚前の恋愛期間中は、お互いが向かい合って、楽しい時間を共有できれば、それで満足したはずです。しかし、結婚後は、それまで向かい合っていた2人が横並びとなって、人生の幸福という同じ目標を一緒に見つめ、それに向かって手を取り合いながら、一歩一歩前進していくのです。

それは、まさに同じ道を歩む同志の姿であり、2人を結びつけているのは同志愛に他ならないのです。そして、同じ同志愛でも、一般的な同志愛より、結婚で生まれる同志愛は、心と肉体と頭脳に同時に結びついているため、本当に堅固なのです。

　ビジネスにおいても、人生においても、良きパートナーがいることは、この上ない財産です。そして、上司や同僚、部下は、自分で選ぶことはできませんが、良き伴侶は、自分の意思で得ることができます。
　これを踏まえ、理想の伴侶を得て、心と肉体と頭脳に接木されて生まれた同志愛を育み、人生を実り多きものにしてください。

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「結婚で生まれる同志愛」

社長ブログ新着記事

社員ブログ新着記事