森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分と他人を尊敬する心」
2021.09.04
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分と他人を尊敬する心」
以前、自分を好きになり尊敬すれば、悪いことはできなくなり、他人から蔑まれるような行動をとらなくなることをご案内しました。
また、古代ギリシャの数学者・哲学者のピタゴラスも「万事に先立って汝自身を尊敬せよ」と指摘しています。
さらに、自分を尊敬できる人は、他人も尊敬できるのです。
尊敬の基本は、良い部分を見つけて評価することですが、自分の良い部分に向けられる目をもって、他人を冷静に見つめれば、尊敬の念が生まれるものです。
しかし、その一方で、あまりにもうぬぼれが強く、冷静な目を失い、自分に対する尊敬の念を、驕りや慢心にすり替えてしまう人が多くいるのも事実です。
驕りや慢心が強くなれば、当然、他人を見下すようになり、とても尊敬するような気持ちを持つことはできません。
さらに、嫉妬心も芽生えてきます。他人の抜きん出ている部分を認識しているにも拘わらず、それを認めたくない気持ちが膨らんでいくのです。
こうならないために、まずは、無意味な自尊心を捨て去ることです。
自尊心は、自分を守るための心の鎧なのですが、この鎧が堅牢でありすぎると、いたずらに負けず嫌いになって、他人を否定するようになってしまいます。
そして、他人を尊敬するために最も重要な条件は、努めて好意的に接することです。好意を示すことで、はじめて相手も好意を示してくれ、その良いところを見ようという気持ちになるのです。
こうすることで、自分と他人を尊敬できる心が養われます。
そして、そういう姿勢にこそ、他人からの尊敬が集まるのです。それは、他人の価値を認め評価する姿は、極めて潔く美しいからです。そのことを強く認識し、真に尊敬される存在になってください。
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