森羅万象から学ぶ人生羅針盤「陰日向を作らない」
2021.09.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「陰日向を作らない」
古代ローマ皇帝マルクス・アウレリウスの言葉に、「エメラルドは人に褒められなくてもその価値を失わない」があります。つまり、本当に真面目な人は、褒められても褒められなくても、その信念や行動に変わりはないということです。
そして、これは真摯という言葉に置き換えることができます。真摯とは、どのような時でも、強く正直な姿勢を貫くという意味です。
こうした真摯な人に対して、世の中には陰日向(かげひなた)のある人がたくさんいますが、そのような人になってはいけないのです。
ビジネスにおいては、自分が評価される仕事には懸命に取り組むのは当たり前ですが、評価されない仕事に対しても、大いに関心を持ち、一切負担に感じることなく、率先して取り組まなければなりません。
また、相手の地位や立場で自分の態度をコロコロ変えてはダメです。損得に敏感になることはよくわかりますが、第三者に与える印象は、決して良いものではないからです。
当たり前の話ですが、どのような時でも、保身のために嘘をついてはいけません。同時に、決して他人の悪口を言わないことです。そして、絶対にやってはいけないのは、他人を裏切ったり、利用したりすることです。
以前、老子の有名な言葉である「天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず)」をご案内しました。陰日向のある人は、自分の裏表のある行動には、誰も気付いていないと錯覚しているようですが、実はみんな周知されているのです。
決して陰日向を作ってはいけません。そして、周囲の人は、真摯な人が放つエメラルドの輝きを知っており、適切に評価していることを忘れないで
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