森羅万象から学ぶ人生羅針盤「融通の価値を認める」
2021.09.22
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「融通の価値を認める」
人生の様々な局面で、時として、正論が必ずしも正しいとは限らないことに直面します。もし正論に基づいて物事を解決しても、その結果において、誰かが傷つくとなれば、正論が逆効果になってしまうのです。
正論は、客観的な基準による公平な意見のように思われますが、実は、それを主張する人の価値観によって組み立てられた主観である場合が多いのです。
そして、正論を主張する人が、そういう主観に支配されてしまうのは、自分は絶対に正しいと思って疑わないことが原因しています。もちろん、常に正しくありたいという信念を持つことは、大いに評価されるべきでしょう。
しかし、そもそも根本的に何が正しいのかを考えると、その立場によって大いに異なるものです。世界を見渡せば、正しさの違いが宗教観などに表れて、様々な地域で紛争が巻き起こっているのです。
これを踏まえて、すべての物事に対して、白黒をはっきりつける必要はないのかもしれません。つまり、正論よりも融通を利かせて対処していくのです。
特に、人間関係においては、融通は極めて有効です。無理に答えを追求せず。あえて明確にしないほうが上手くいく場合が、往々にしてあるからです。
正論の価値は大いに認めますが、それ以上に融通の価値を認めなければなりません。特に、現実のビジネス現場では、融通を利かして臨機応変に対処してはじめて、物事が成り立っていることを肝に銘じておきましょう。
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