森羅万象から学ぶ人生羅針盤「運命の女神は何人もいる」
2021.10.10
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「運命の女神は何人もいる」
古代ローマの喜劇作家・詩人であるプブリリウス・シルスは、著書『警句集』において、「運命の女神は、引き止めるよりも見つけ出すほうが容易である」と述べています。
よく理想的な異性にめぐり逢い、「これはまさに運命的な出会いだ」と思ってしまうことがあります。しかし、その異性と別れ、別な異性と出会ったときにも、なぜか同様に、運命を感じてしまうものです。
また、ビジネスの現場においても、素晴らしいパートナーとの出会いを運命的だと思うものですが、もしそのパートナーと縁が切れてしまっても、その後に、それ以上に運命的と思えるパートナーに、不思議と出会うのです。
安直に運命の人と思ってしまう錯覚は、経験不足に原因があります。それまでに経験してきた少ない関係性の中で、人間の優劣を比較し評価しているため、運命の人という過大評価に結びついてしまうのです。
しかし、その錯覚に自分が囚われることが危険なのです。そこから逃れるためには、まず未来志向を身に付けてください。未来に出会う人は、これまで出会ってきた人よりも素晴らしい可能性が秘められていると思うことが大事です。
そして、様々なチャンスが自分を成長させてくれるという気持ちを忘れてはいけません。それが新たな夢や目標を形作ることになるのです。
別れた人を引き止めるよりも、新しい運命の人を見つけ出すほうが簡単なのです。つまり、運命の女神は何人もいるのです。一人の女神に振られてしまっても、未練がましくすがりつくようなことはせず、積極的に次の女神に出会うように努めましょう。きっと、次に出会う女神のほうが、より美しいはずです。
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