森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人に良い影響を与える」
2021.10.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人に良い影響を与える」
荀子の言葉に、「其(そ)の子を知らざれば、其の友を視(み)よ」があります。人格者の友人は、同じような人格者であり、その逆に、つまらない人の友達は、同じレベルの人物です。まさに、類は友を呼ぶのです。
これに関連して、以前、人の性格は環境によって形作られていくことをご案内しましたが、特に、人間が及ぼす影響は極めて大きなものです。例えば、親が子供を有名進学校に通わせたいと思うのは、一生懸命に勉強するクラスメートに影響され、自分の子供も、同様に必死で勉強するようになるからです。
半面、人から影響を受けるのであれば、同様に、他人も自分から様々な影響を受けているのです。ならば、何よりも、自分自身が人に良い影響を与えるようにならなければなりません。
まず、自分の長所を披露することです。明るさを長所とするならば、努めて明るく振る舞うことで、周囲の人も明るくなります。また、物事に対して、努力する姿勢を示すことで、同様に努力しようと思う人も出てくるはずです。
大いに励ますことも大事です。誰しも、夢や目標を持っているものです。その実現の可能性を認め励ますことで、人の心はどんどん前向きになれるのです。
究極は、ただ居るだけで良い影響を与える存在になることです。もちろん、極めて難しいことですが、「〇〇さんがいてくれるだけで安心する」と言われれば、これほどの良い影響はないと言っても過言ではありません。
そして、良い影響を与えたことで、その人が信頼できる人物に成長し、周囲から評価されれば、まさに望外の喜びです。その喜びをかみしめるには、いつでも、どのような場合でも、思いやりを持って人を見つめていくようにしてください。
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