森羅万象から学ぶ人生羅針盤「覚悟を決めて取り組む」
2021.10.31
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「覚悟を決めて取り組む」
古代ローマ時代の詩人オウィディウスの言葉に、「今日覚悟のできていない者は、明日になればさらに覚悟ができていない」があります。要するに、現実から目を背けるために、物事を先送りにする悪癖がついているのです。そのため、明日になれば、また先送りするだけで、それを繰り返して、結局何もしないままで終わります。
覚悟のある人は、未来に対して、楽観的な見方をしません。自分にとって都合の良い未来が訪れる保証がないことを知っているからです。
そして、明日になれば、また別な問題が発生していることがよくあります。その対処を最優先するとなれば、先送りされた問題は、さらに先送りせざるを得ないのです。
ここではっきりしているのは、現在の状況です。それを踏まえて、少しでも早く、出来る限りの手を打つことが、物事を良い結果に導くのです。
これに関連して、4世紀ローマの詩人アウソニウスが、「大変な仕事だと思っても、まずは取り掛かってしまいなさい。仕事に手をつけた、それで半分の仕事は終わったようなものです」と述べています。
取り掛かることで、気持ちが楽になるものです。そうなれば、その後の仕事は意外にスムーズに進み、良い結果をもたらしてくれるのです。
まずは、何事においても覚悟を決めて、迷わず取り組んでみましょう
覚悟というのは、自分自身を追い詰めることです。そうすることによって、甘えと妥協を取り除くことができ、持てる能力がフル回転するのです。そして、覚悟の積み重ねが、自らを大きく成長させることを強く認識してください。
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