森羅万象から学ぶ人生羅針盤「掃除は物事の基本」

2021.11.02

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「掃除は物事の基本」
掃除には、たくさんの重要な意味が込められており、それに関して、多くの人が、数々の指摘をしています。松下電器産業（現パナソニック）創業者・松下幸之助氏も、「掃除ひとつできないような人間だったら、何もできない」と述べています。

　また、成功者の中には、特に、トイレ掃除を率先して行う人が多くいます。もちろん、トイレ掃除を一生懸命やるだけで、自然に業績が伸びるという意味ではありません。それなら、清掃業者であれば、誰でも成功者になれるということになってしまいます。

　掃除と成功の因果関係は様々にあるようですが、はっきり言えるのは、掃除に向かう姿勢が、仕事に向かう姿勢の映し鏡だからです。トイレ掃除などは誰もやりたがらないでしょうが、そういう仕事に率先して向かうことで、皆に感謝され、その仕事に価値を生むからです。

　そして、掃除をすることで、仕事のゴールに達するわけで、そのゴールをきちんと見極められなければ、本当の意味で仕事をしたことにはならないからです。確かに、建設業でも飲食業でも、優秀な職人ほど誰よりも掃除が上手です。完璧に掃除をしなければ仕事が終わらないことを知っているからです。

　さらに、掃除は身体的にも効能があります。言うまでもなく、綺麗になることでリフレッシュし、ストレス解消にもつながり、心が清められます。適度な運動になり、掃除を習慣化することで、身体を活性化させることができます。

　掃除は、主に単純作業ですが、そういうことがきちんとできてこそ、大きなことを成し遂げられるのです。そして、真摯な姿勢をもって、細部まできちんと掃除すれば、何事においても手抜きをしようという気持ちが生まれなくなるものです。まさに、掃除は物事の基本であると位置付け、自分の心を磨くつもりで取り組んでください。

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「掃除は物事の基本」

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