森羅万象から学ぶ人生羅針盤「好きになろうと努力する」

2021.11.14

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「好きになろうと努力する」
　現在では恋愛結婚が主流となり、戦前は全体の約7割を占めていたお見合い結婚は1割を切っているという現状です。しかし、それでも今日に至るまで、「お見合い結婚の方が離婚率が低い」と言われているのです。

　その理由は様々にあります。まず、恋愛結婚は、文字通り恋愛期間を経て結婚に至りますが、お見合い結婚は、結婚という前提からスタートします。つまり、パートナーを「結婚相手としてふさわしい条件を備えているか」という目で見定めることから始めるので、結婚後に期待を裏切られる確率が低いのです。

　以前、結婚後は、人生の幸福という目標に向かって手を取り合いながら、一歩一歩前進していく同志であり、2人を結びつけているのは同志愛であることをご案内しました。そのため、お見合い結婚による夫婦は、最初から同志愛で結ばれていますが、恋愛結婚をした夫婦の中には、結婚後も恋愛期間中のような関係が続くと勘違いしている人がいるのです。

　そして、一番重要な要素は、お見合い結婚は、結婚した後に相手を好きになろうと努力していることです。つまり、そこからが実質的なスタートとなるのですが、それに対して恋愛結婚は、結婚がゴールとなってしまう傾向が強いようです。

　好きになろうという努力は、ビジネスにも大いに通じます。多くの人は、必ずしも自分が希望する仕事に就けるとは限りませんが、仮に、希望しない職業に就いて厳しい現実に直面しても、それを乗り越えようとする姿勢を支えるのは、その仕事を好きになろうという努力に他ならないのです。

　その努力によって、目的を共有するビジネスパートナーとは、間違いなく同志愛という絆が生まれます。まさに、結婚も仕事も、好きになろうと努力することによって、幸福感と充実感がもたらされることを忘れないでください

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「好きになろうと努力する」

社長ブログ新着記事

社員ブログ新着記事